「ももぶん」のあゆみ
「ももやまぶんこ」と「もものこぶんこ」、二つの「ももぶん」のあゆみについて紹介します。
「ももやまぶんこ」って?
大阪市阿倍野区、桃ヶ池公園の近く、マック体操クラブの1階に、桃山学院大学が運営する小さな図書室「ももやまぶんこ」(通称ももぶん)がありました。たくさんの子どもの本を携えて、毎週土曜日、本の貸し出しを続けてきました。字のない絵本、事典に、紙芝居、大きな子ども向けのたくさん字のある本まで、子どもの本ならおまかせあれ。
約27000点もの蔵書がありました。毎週土曜日の午後に子どもに本を貸し出し、本を読むスペースを提供し、おはなし会を実施したりと、読書の楽しさを33年間伝え続けてきました。
残念なことに、2004年3月に、大学の決定によって閉鎖となりました。
「ももやまぶんこを支える会」
「たくさんの貴重な本と、地域の子ども達やその家族が出会って憩える場を、これからも作っていきたい。」
ももやまぶんこが閉館することを惜しみ、阿倍野区に「こどもぶんこ」を復活させたいという思いをもって結成した市民グループが、「ももやまぶんこを支える会」です。おはなし会、蔵書整理や、ももやまぶんこの本たちの移転先を探す活動をしてきました。
「ももやまぶんこを支える会」の活動
- おはなしかい
- 親子のつどいへの参加
- あべの親子フェスタへの参加
- よみきかせのヒント、絵本紹介のリーフレットの発行
- 子ども図書室運営ボランティア養成講座
- みなくるはうすの運営のお手伝い
- ももやまぶんこの蔵書の整理
- こどもの本の勉強会
「ももやまぶんこを支える会」から「もものこぶんこ」へ
桃山学院より、2008年3月終わりまでに、桃山マック内から完全撤退するよう要請を受け、ももやまぶんこの蔵書たちは、2007年12月に、お引越しをしました。
新しいぶんこのスタートに伴い、新しい名前を考えました。
メンバーで相談した結果、親しみやすく、覚えやすく、今までの「ももぶん」の愛称をそのまま使える名前として、「もものこぶんこ」に決定しました。
本は、どこへ?
かねてから、私たちは、ももやまぶんこの本を、まとまった形で一つの場所にに移すことを目標に活動してきました。しかし、なかなか蔵書をすべて置けるスペースが見つけることがきず、阿倍野区内の3ヶ所に、2007年12月に引越しをしました。
- 一会・・・絵本を中心に2000冊
- アテナ平和・・・学習用の本を中心に2000冊
- 阿倍野区役所多目的スペース・・・読み物を中心に17000冊
2011年8月、「もものこぶんこ」がオープンします
2011年8月13日に、小さな図書室「もものこぶんこ」を、阿倍野区阪南町にオープンします。
詳しくは、もものこぶんこのページへ
ももやまぶんこの思い出
「ももやまぶんこ」のあゆみ
2007年9月30日(日)、大阪府の主催するアートプロジェクト「吉原治良賞アートプロジェクト2008」の一環のレクチャーイベントに、ももやまぶんこを支える会がお招きをうけました。
誘ってくださったのは、ももやまぶんこで、幻燈会や紙芝居をやってくれていたお兄さんである山本握微さんです。ももやまぶんこを支える会からは、元館長の根岸と、代表の中谷が参加し、ももやまぶんこの成り立ちや、あゆみについてお話させていただきました。(編集・江波ノッコ)
1.ももやまぶんこの開館の経緯、運営について
2.おはなし会について
3.ももやまぶんこ閉館の経緯、支える会の結成
4.これからへのメッセージ
「ももやまぶんこ」の場所
ももやまぶんこは、ここにありました。※現在はありませんのでご注意ください。
メンバー
会議に参加したりこのウェブサイトの書評を書いたり、よくももやまぶんこにあらわれるのは、こんなメンバーです。
もものこぶんこの元館長、根岸伴子さんが、2011年5月、逝去されました。くわしくはこちら
もものこぶんこスタッフの河野美咲さんが急逝しました。くわしくはこちら