おすすめの本
季節やテーマに沿ったおすすめ絵本を紹介します。
春の絵本
夏の絵本
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冬の絵本
ハロウィーンの絵本
クリスマスの絵本
ユーモア絵本
ごちそうの本
メンバーおすすめの本
心に効く本
夏の絵本
ゆうれいとすいか
くろだかおる・作 せなけいこ・絵
ひかりのくに 1997年
「ねないこだれだ」や「おばけのてんぷら」など、オバケといえば、せなけいこさんですね。
井戸水で冷えたスイカを、ゆうれいがつまみ食いします。見つかってしまったゆうれいが、お詫びに持ってきたものは、オバケ組合でつくった青いすいか。一口食べれば寒くなる!
猛暑に私も「一切れちょうだいな」って思わず言いたくなっちゃいました。
(ハマサキ)
はじめてのキャンプ
林明子・作絵
福音館書店 1984年
この夏、キャンプに参加する子どもさんと、読んでみてはいかがでしょうか。
なほちゃんは ちっちゃい女の子。大きな子たちに「ちっちゃいこは だめ!」って言われながらも、初めてキャンプに参加します。誰もが経験する“はじめてのドキドキ感”が満載。
(ハマサキ)
まほうの夏
藤原一枝・はたこうしろう作 はたこうしろう絵
岩崎書店
退屈していた夏休み、おじさんに誘われていった田舎で、虫取り、海釣り、ともだち・・・ぼくと弟はまさに魔法にかかったような、黄金の日々をおくります。読んでいる者の心も解き放たれるようです。(ネギシ)
ウェズレーの国
ポール・フライシュマン・作 ケビン・ホークス・絵 千葉茂樹・訳
あすなろ書房 1999年
夏休みの自由研究、頭痛いですねぇ。ところが皆にとけこめないでいる子ウェズレーは、自由研究で、なんと自分だけの国を造ってしまったんです。独特の文字、独特の服・あそび・・・みんなは?!(ネギシ)
なつのおとずれ
かがくいひろし・文絵
PHP研究所 2008年
夏がやってきます。どうやってやっていくるんでしょう?スイカにセミにかとりせんこう、皆、文字通り猛ダッシュで駆けてくるんですよ!見ていて汗が出てきそうです。そう、そうして汗を感じたら、夏はすぐそこなんですね。夏のおとずれが体で感じられる、ユーモアたっぷりの絵本です。(エナミ)
うみのむこうは
五味太郎・文絵
絵本館 1979年
夏休みに、海に行く人も多いと思います。波打ち際に立って、海の向こうはどうなっているか、想像してみてください。どんな風景?どんな動物がいる?どんな人がいる?今、何してるかしら?そんなイメージをかきたてられる絵本です。涼しげな青いイラストもすてきです。今年の夏の課題図書に選ばれた『ぼくがラーメンたべてるとき』(長谷川義史・作 教育画劇 2007年)に、少し似てるかな?って私は思いました。大切なのは、想像力だって、どちらの本も教えてくれると思います。(エナミ)
なつはうみ
内田麟太郎・文 村上康成・絵
偕成社 1997年
山に住む動物たちは、暑くて暑くてたまらなくなって、海に出かけます。気持ちよく海で泳いで、さて、帰ろうと思ったら、なんと山が無い!?誰だって夏は暑いんだなあって、くすりと笑えるおはなしです。(エナミ)
海のおっちゃんになったぼく
なみかわみさき・文 黒井健・絵
クレヨンハウス 2006年
海岸でひろった海を、育てることにしたぼくですが、海はどんんどん大きくなってしまい・・・。独特の味がある泉州弁で書かれています。(エナミ)
はっぱのおうち
筒井頼子・文 林明子・絵
福音館書店 1989年
木かげであまやどりしてたら、いろいろな生き物がつぎつぎにやってきて、いっしょにあまやどり。雨粒のきらめき、子どもの低い視点から見る、秘密の部屋めいた誘い込むような茂みの雰囲気、それに雨上がりのすがすがしい空気が描き出されて、涼しい風に吹かれたような気分になりますよ。(ネギシ)
ひまわり
和歌山静子・作
福音館 2006年
本を上下に開くと、上半分は空、下半分は地面という構成です。空と大地の様子が次々に変わっていくさまが描かれます。
生命のひたむきさとたくましさが素直に伝わってきます。上下に開く装本がのびのびした世界を生かしています。最後の最後、裏表紙まで、お見逃しなく。(ネギシ)
ごちそうさまのなつ
マーク・サイモント・作 なかがわちひろ・訳
冨山房 1977年
ある夏の日、町から休暇でやってきた人間たちが、森のはずれの空き地に畑をつくりました。何事も自分たちに都合よく解釈するうさぎ一家はこれに気付きます。早速始まるうさぎ対人間の、畑をめぐる抱腹絶倒の攻防。
やわらかな水彩画風の絵が、おっとりとしたユーモアをたたえた文章とマッチして、うさぎにとって極上の夏の日々を見事に描き出しています。(ネギシ)
ぐりとぐらのかいすいよく
なかがわりえこ・作 やまわきゆりこ・絵
福音館 1977年
ある日、ぐりとぐらが、なみうちぎわで遊んでいると、海の向こうからぶどう酒のビンが流れてきました。
中にはうみぼうずからのお手紙。ぐりとぐらは、うみぼうずに会いに出かけます。
海の色が涼しげ。読んだ後は、泳ぐのがじょうずになるかも(エナミ)
すいかのたね
さとうわきこ・作
福音館 1987年
威勢がよくて、気のいいばばばあちゃん。土の中のスイカの種に「いい加減に芽を出して大きくおなり!」と叫んだもんだから、スイカが怒って…!
スイカが怒って大きな実をつけるなんて、スゴイヨネ!?(ナカタニ)
ペネロペうみへいく
アン・グッドマン・作 ゲオルグ・ハンスレーベン・絵 ひがしかずこ・訳
岩崎書店 2005年
コアラの女の子、ペネロペは、海へいくしたくをします。
何をもっていけばいいのかなあ、と悩むのですが、その悩み方が面白い。
ペネロペちゃん自身が青色で、とっても涼しげ。海の青とマッチして、夏にはぴったりの絵本です。(ナガヤ)
ガンピーさんのふなあそび
ジョン・バーニンガム・作 みつよしなつや・訳
ほるぷ出版 1936年
川のそばに住んでいるガンピーさんは、ある日、船にのってでかけました。
「いっしょにつれてって」という子どもたちや動物たち、お客さんはどんどん増えていきます。しばらくは皆楽しそうにしていたのですが・・・。
とてもほっとさせられる和むタッチの絵で、懐かしい感じもします。暑い夏の日のふなあそびのさわやかさが伝わる一冊です。(ナガヤ)
ゆうれいをみる方法
やぎゅうげんいちろう・作・作
福音館 1990年
ゆうれいってほんとにいると思う?いないと思う?見たっていう人もいる。だったらほんとにいるのかな?
そんな疑問を、優しく科学的に(?)解き明かします。字の多い絵本ですが、話し言葉で書かれていて、読みやすく、思わずナットク!(エナミ)
あつさのせい?
スズキコージ・作
福音館 1994年
とっても暑い日、うまのはいどうさんは駅に帽子を忘れます。それを、きつねのとりうちくんがみつけて・・・。
暑い日は、頭がぼーっとなって、忘れ物をしてしまいがち(人によりますか?)。あまりくよくよしないで、次いってみよう!と思える絵本。(エナミ)
めっきらもっきらどおんどん
長谷川摂子・作 降矢なな・絵
福音館 1990年
「ちんぷく まんぷく あっぴらこのきんぴらこ〜」
わけのわからないでたらめの唄が印象的。絵もダイナミック。
大人にも楽しい。小さい子にはちょっとこわいけど楽しい。(オオタニ)
せんたくかあちゃん
さとうわきこ・作
福音館 1982年
読み聞かせのとき、たとえお母さんの機嫌が悪くて、プンプンしながら読んでいても、せんたくかあちゃんのパワーにいつのまにか引き込まれ、おはなしの終わり頃には「アハハ」と笑っている、そんな絵本です。(オオタニ)
トマトさん
田中絹代・作
福音館 2006年
まっかにうれたトマトさん。みんなが水浴びするのみて、ばかにしますが…。
トマトさんの絵が超迫力。ラストの涼しげな顔に、こちらも思わずニヤリ。
みどりのホース
安江リエ・作 やぎゅうげんいちろう・絵
福音館 2006年
ある暑い日、ホースが言った。「けんた、さんぽにでかけようぜ」
けんたは、ホースと一緒に公園へでかけます。
ホースと一緒に、何ができるかな?
あつーい日、ホースを使って水浴びできたらとっても気持ちよさそう!
なつのいけ
塩野米松・作 村上康成・絵
ひかりのくに 2002年
なつの池を、いろんな角度から見つめた本。
町中に住んでいると近くに美しい池をあまり見ません。
見知らぬ田舎に思いをはせてしまう絵本です。
うみキリン
あきやまただし・作
金の星 2006年
知っていますか?海には「うみキリン」がいるんですよ・・・!
うみキリンは、海をきれいにしたり、魚たちのすみかになったり、とっても役に立つ生き物です。
読んでいるうちに、ほんとに「うみキリン」がいるかもしれないという気持ちになってくる、不思議な絵本です。
さかなってなにさ
せなけいこ・作
金の星 1976年
うさぎは、しろつめくさを食べるのに飽いて、もっとおいしいものが食べたくなりました。ねこが「さかなはどうか」と提案しますが、うさぎは魚を知りません。みんなに聞いて歩くのですが・・・。
魚を知らないうさぎが、いろんな想像をめぐらすのがおかしくて、かわいらしいお話です。
ぼくおよげるんだ
渡辺茂男・作 大友康夫・絵
あかね書房 1979年
くまたくんが、おうちの庭で水遊びをするところから、お父さんとプールに行って泳げるようになるまでを丁寧に描いた絵本です。
あしたプールだがんばるぞ
寺村輝夫・作 いもとようこ・絵
あかね書房 1986年
あしたプールだがんばるぞ
くりのきえんは、明日プール開きです。いぬいわんすけは、泳げないから「休む!」と言い張ります。
だけどその夜、海水パンツの帆を張ったヨットに乗って、海に繰り出し、魚たちのいうとおりに体を動かすうちに・・・。
泳ぐために、海の生き物の知恵を借りるのもいい方法かもしれません。
夏の読み物
ねずくん とらくんの あついあついあつい
たるいしまこ・作絵
福音館書店 2001年
ねこのとらくんが「ゆでねこになっちゃうよー」と悲鳴を上げる暑い日、うちわでも、扇風機でも涼しくなりません。頭にきたねずくんが扇風機をガン!とけとばすと・・・?!パワフルなおはなし。(ネギシ)
長すぎる夏休み
ホリー・ホーヴァート・著 目黒条・訳
早川書房 2006年
ヘンリーはまだ夏休みも始まっていないのに両親の留守中、面倒を見てくれることになったふたりのおばさんの自動車にのせられて、行き当たりばったりの大旅行に出ることになります。、世間の常識からは少なからずずれていて、しかもいつもいがみあっているおばさんたちとの珍道中にはらはらどきどき・大笑いしながら、「家族」について考えさせられます。(ネギシ)
チコとみずおとこ
小川千歳・作 鈴木びんこ・絵
くもん出版 1993年
チコの通う南小学校のプールに、ゆうれいが出るといううわさが流れ始めました。
ちょうどその頃、チコは家にある二層式洗濯機の中からあらわれたみずおとこに、行方不明の恋人を探すのを手伝って欲しいとたのまれます。
はじめから終わりまで、水の色や音、流れが感じられる作品です。みずおとこの穏やかでやさしい雰囲気と、乱暴でがさつなほこりっぽいすなおとこの対比がとてもいいと思います。(ナガヤ)
夏のとびら
泉啓子・作 丹地陽子・絵
あかね書房 2006年
小6の麻也は、学校にミニバスに、がんばる女の子。けれどある日お兄ちゃんが、警察によびだされてから、麻也の生活は一変してしまう…。
自分のお父さんやお母さんとだって、必ずしもわかりあえるとは限らない。違和感を感じたとき、自分だけが悪いと思い込まないで欲しい。
一筋縄ではいかない人生の壁に、ぶちあたってしまったときに、読んで欲しい本です。(エナミ)
カカオ80%の夏
永井するみ・作
理論社 2007年
高校2年生の凪。夏休みに入って、突然クラスメートの雪絵が失踪する。
パソコンに残されたメールを手がかりに、雪絵の行方を追う凪だが・・・。
一気に読ませる爽快なミステリー。パソコンで情報収集をするなんてハイテクな時代になっても、友情や、将来への不安、恋心など、青春のテーマは変わらない。(エナミ)
草原のサラ
パトリシア・マクラクラン・作 こだまともこ・訳 中村悦子・絵
徳間書房 1996年
大草原の農家にサラが嫁いでから一年、大草原は深刻な早魃に見舞われます。サラは義理の娘と息子、アンナとケイレプをつれて、メイン州の故郷へ旅立ちます。そこで子どもたちは、うまれてはじめての海を満喫し、海に狂喜しますが・・・。
静かに深い感動を残す、ひと夏の物語です。
すももの夏
ルーマー・ゴッデン・作 野口絵美・訳
徳間書房 1999年
時は1920年代初頭、母親に連れられてイギリスからフランスにやってきたグレイ家の5人きょうだいは、到着早々、母親が入院するという、危機的状況に直面します。宿となる「レ・ゾイエ」で様々な人々と出会い、子どもたちはイギリスの田舎町での平々凡々な生活とはまったく異なる刺激に満ちた夏の日々を過ごすことになります。冒頭に登場する宿の果樹園にたわわに実るすももは、陽光に満ちたフランスの夏とそこで繰り広げられる子どもたちの非日常の日々を象徴しています。(ネギシ)